アラフォー事務リーマンの雑記

つらつらと思いついたことを書いていきます。

木曽義仲とアレキサンダー大王と項羽

私は項羽が好きである。
ハンニバルも好きである。
アレキサンダー大王も好きである。

 

好きな理由を改めて考えてみた。
軍事的な才能とカリスマ性によって
世界に鳴り響く圧倒的な偉業を成し遂げた。
ただ、政治や処世があまりうまくなく、
終わりをよくしなかった。

 

私のように上司、同僚、後輩への
処世術を大前提として生きていると、
個の能力とカリスマで偉業を成し遂げた人に
強い憧れを抱くようになっていく。

 

そして日本史だとそういった存在に一番近いのは誰かと考えたら
木曽義仲が真っ先に思い浮かんだ。

 

敗軍の御曹司からひとたび挙兵すると
10数か国を瞬く間にものにする。
天下を制していた平家を簡単に破り、
すばやく都から追い払う活躍を示す。
しかし、政治や統率などがうまくいかず、
地盤を固めた頼朝勢に敗れ去る。

頼朝は同盟を結んで嫡男を送っていたはずなのに・・・

 

軍事的な力での成り上がりと、政治や処世が足りなかったゆえの
不幸を感じさせるような人物で以前から好きであった。

 

今の大河ドラマ、鎌倉殿の13人を楽しくみている。
登場人物は三谷脚本らしく基本コミカルになる中で、
義仲はひたすらかっこいい漢のまま生きて、
散っていったのは印象的であった。

 

個の力で成り上がり、散っていく人には憧憬の念を抱きつつ、
私は小人らしく上に媚び、同輩に微笑を絶やさず、
部下・後輩には傷つけないよう注意を払って生きて行こう。

 

「敵を増やさない」

これ大事。