Coincheckにて仮想通貨デビュー
金融の見聞を広めるために仮想通貨投資を始めた。
これから始める人の一助となればと思い、私の体験を書いていく。
私は、株式インデックスの信者である。
ただ、仮想通貨に興味がないわけではなかった。
資産分散の一角として、ビットコインは検討の余地があると思っていた。
早めに手を出し、成功している兄を見ている影響もあっただろう。
5年前の2017年6月2日は、1ビットコイン282,000円だったのが、5年後の2022年6月2日には、3,928,000円になっている。
なんと14倍だ。
今後もここまでうまくいくとは思わないが、ポートフォリオの一角にするのもやぶさかではない。
仮想通貨を買うためには、取引所を選んで、口座を開く必要がある。
株式投資でいうところの、証券会社選びだ。
どこがよいかグーグル検索をした。
取引所のランキングがまとめられた記事をいくつか読んだ。
概して評価の高い、Coincheckを選んだ。
投資系インフルエンサー・バフェット太郎氏が仮想通貨ならCoincheckをすすめていたのも、選んだ理由の一つだ。
証券会社では有名な、マネックスグループの傘下である。
取引手数料もかからず、500円から始められる。
(事実上の取引手数料はある。後述する。)
さっそく、口座開設サイトに飛び、名前や住所、メールアドレスなど所定の情報を入力した。
スマホを使い、本人確認書類として、免許証をアップデートした。
その後、顔写真を、スマホのインカメラで、3枚とることを求められた。
しかも、2枚は顔を動かしながらとる必要がある。動かすことに慣れるまで何回もエラーが出た。
顔を右に動かしてくださいと表示されるのだが、ゆっくり少しずつ動かさないと、認識できませんと怒りのメッセージが飛んでくる。リテイク5回くらいでクリアした。
顔写真を撮り終わったら3時間ほどして、開設完了の連絡が入った。
マイナンバーカードの提出を求められなかった点、紙書類の提出が必要でなかった点などは、証券会社よりも簡略でいい。
開設しても入金しなければ、当然、買うことはできない。
入金するための口座が指定されている。
GMOあおぞらネット銀行か、住信SBI銀行の口座から選ぶことができる。
私は住信SBI銀行口座への振り込みを選んだ。
振込人名義は、名前の前に口座番号を加える必要がある。
振込先の口座や、こちらが入れる口座番号付きの振込人名義は、サイトから簡単にコピぺできたので、楽だった。
ネットバンキングでの振り込みて手続きが終わって、5分すると入金が反映された。
取引所の口座にお金が入ったらいよいよ購入だ。
とても簡単にできた。
メニューの中から「販売(購入)」のページを行くと購入ページに飛ぶ。
そこの下にある「購入する」ボタンをクリックすれば、『入金されている日本円について、全額ビットコイン購入』という処理になっていた。
クリックすると、すぐにそれが実行される。
ネット証券のように、買う銘柄と金額を選んだり、あらためて確認画面が表示されたり、取引パスワードの入力が必要だったりはしない。
たしかに、私がしたかったのは、全額ビットコイン購入だ。
だが、入金の中の一部だけを購入したい場合やビットコイン以外を買う場合は、簡単にクリックしないよう気をつける必要がある。
ビットコインはCoincheckが取り扱う仮想通貨のシェア一位で、取引全体の64・1%がビットコインらしい。
さすが、仮想通貨の王様。
正直、私も仮想通貨では、よく知っているのはそれだけだ。
ただ、それだけでなく、イーサリアムやリップルなど、名前だけは聞いたことがあるような仮想通貨も購入ができる。
30,000円分を購入したら、0.00756BTCに変わった。
(BTCはビットコインの単位)
円換算で、29,111円分。金額が減った。
これが前述した、事実上の手数料だ。
Coincheckでは買うときのレートと、売るときのレートに差がある。
買うときは高く、売るときは安い。
その差分をスプレッドと呼ぶ。それが、事実上の手数料である。
Coincheckのスプレッドは6%。
買うときに3%、売るときに3%、余分にかかる。
事実、私は買った瞬間、いきなり2.96%評価額が下がった。
改めて見ると結構かかったなあ。
10万円までたったの99円(楽天証券、SBI証券)の手数料で取引できる株は、ものすごい安さだ。
買った時よりも6%価値が上がっても、手数料で利益がゼロになってしまう。
仮想通貨は長期で持つ必要があるとあらためて強く思った。
Coincheckでは簡単に口座を開くことができた。
申し込みの翌日に取引もできるのは、株だと難しいだろう。
朝一で申し込めば、当日中に買うことも可能だ。
取引所への入金や購入も簡単だった。簡単すぎて、間違えないか心配になるほどだ。
だが、いきなり3%も取引手数料がかかったのには驚いた。
手数料分の回復を気長にまっていきたい。
(追記)
初めて買った6月2日には、29,111円だったが、本日6月8日は、30,791円になっていた。
たまたまではあるが、手数料分で減った分が回復して気分がいい。