アラフォー事務リーマンの雑記

つらつらと思いついたことを書いていきます。

【22/06/15購入】ついにそろった精鋭・10銘柄 ―日本株・高配当投資―

 

 

インデックス投資では額面の数字が増えるだけで実感がない」

「キャッシュが欲しい」

そういう思いで、高配当の個別株投資を始じめたい。

 

銘柄選定を続けて、6月13日から15日にかけて買いにいった。

10銘柄の購入が完了したので発表したい。

 

テーマは高配当と安定。

 

・PER

・PBR

・EPS

配当利回り

自己資本比率

・配当性向

 

この辺りを特にチェックした。

 

買った金額は、10銘柄すべて等しい。

※数字は私が購入した日にもとづく。

 最初の8件は6月14日、最後の2件は15日の終値ベース

 

【9432】NTT

・予想PER    11.52倍

・予想PBR      1.66倍

・予想配当利回り  3.1%

 

国内通信事業の最大手。

NTT東日本・西日本、NTTドコモNTTデータを傘下に持つ売上12兆円の巨大企業。

売上高もEPSも2010年からずっと右肩上がり。

昨年の携帯料金値下げも難なく乗りこえた。

 

弱点という弱点が正直見当たらない。

強いて言えば、配当利回りが3.1%と高配当投資としては若干物足りないことくらいか。

安定的な成長と配当を期待する。

 

 

【8316】三井住友ファイナンシャルグループ

・予想PER     7.32倍

・予想PBR      0.45倍

・予想配当利回り  5.5%

 

三井住友銀行三井住友カードSMBC日興証券を傘下に持つ。

三菱UFJ、みずほとともに3大金融グループの一つ。

 

PERとPBRが低く、配当利回りが5.5%と高い点が魅力だ。

PBRが0.45倍ということは、仮に今解散したら、2倍以上、私のもとに還元される。

 

2008年度は最終赤字だったが、2009年度からは最終黒字続き。

EPSは、コロナの影響が強い2020年度以外は、500円強で安定している。

その2020年度すら、374円もある。

EPSが安定しているということは成長性に乏しいということかもしれない。

だが、それでも割安すぎる。

特に、配当利回り5.5%は非常に高い。

今後も配当を出し続けてほしい。

 

【2914】JT

・予想PER     11.92倍

・予想PBR      1.51倍

・予想配当利回り  6.27%

 

日本のタバコ製造を独占する高配当株の長年のエース。

配当利回りランキング上位常連。

配当利回りは驚異の6.27%、非常に高い。

この高さは、長年続いている。

一方、EPSは200円前後で安定している。

営業利益率も安定して20%を超えている、収益構造の強い会社である。

 

嫌煙ムードの高まりは懸案だが、最近はむしろ海外で稼いでいる。

2021年は、海外が国内の3倍の規模となっている。

直近のネックはむしろ、ウクライナ紛争。

2022年の業績想定において、営業利益ベースでロシア市場が占める割合は15%。

国際情勢によっては、これが0になってもまったく不思議でない。

注視が必要だろう。

 

 

【8001】伊藤忠商事

・予想PER      7.87倍

・予想PBR      1.31倍

・予想配当利回り  3.47%

 

総合商社の大手。

機械・住生活・情報・金融などの非資源に強く、収益源を多角化している。

ファミリーマートの大株主でもある。

EPSもここ5年は右肩あがり。

配当は10年連続増配だが、配当性向は20~30%前半であり、無理して出しているわけではない。

自己資本比率も高めつつあり、2021年度は34.6%だ。

大きな懸念点は、特にない。

 

 

【1928】積水ハウス

・予想PER      9.90倍

・予想PBR      1.07倍

・予想配当利回り  4.03%

 

戸建て住宅の最大手。

自己資本比率が52.6%と高い。

13年増配傾向にあるのが魅力。

配当性向も50%未満で、無理をして出している数値ではない。

建設業は景気敏感な業種である。

だが、その中にあって、2010年度からEPSが伸び続けている。

成長・安定両面で期待したい。

 

 

【4503】アステラス製薬

・予想PER     17.79倍

・予想PBR      2.53倍

・予想配当利回り  2.96%

 

2005年の発足以来、一度も減配していない国内2位の製薬大手。

泌尿器、移植分野に特に強い。

売上高の海外比率は80%にのぼる。

営業利益率も、常時10%越えの安定した収益構造。

自己資本比率も62.6%と財務基盤も非常に固い。

 

製薬というディフェンシブな業種と固い財務基盤で安定的な配当を今後も期待したい。

 

 

【1605】INPEX

・予想PER      7.14倍

・予想PBR      0.77倍

・予想配当利回り  3.13%

 

資源開発の国内最大手。

アメリカ・アブダビカザフスタンインドネシアなど世界各国で石油・天然ガスを開発している。

燃料価格高騰の際は大いに恩恵を受ける企業だ。

逆に低下している際はダメージを受けてしまう。

2020年度のコロナ禍では1,117億円の最終赤字となった。

しかし、リーマンショックもあった2007年度以降で、それ以外の年はすべて最終黒字を計上している。

カーボンニュートラルが進んでも化石燃料の重要性は変わらないと考える。

自己資本比率60.6%と高く、PBRが0.77倍と低い。

今後の伸びを期待する。

 

 

【8766】東京海上ホールディングス

・予想PER     11.78倍

・予想PBR      1.26倍

・予想配当利回り  4.00%

 

自動車保険、火災保険などの損害保険の最大手。

EPSは、東日本大震災の影響が強かった2011年度から増加傾向にある。

ただ、コロナ禍の2020年度だけはやや下げてしまった。

一方、配当は2009年度から、増配か維持を続けている。

今後も安定した増配を期待したい。

 

 

【9511】沖縄電力

・予想PER     31.52倍

・予想PBR      0.42倍

・予想配当利回り  4.92%

 

その名の通り、沖縄の電力会社。

もともと原発がなかったので、東日本大震災以降の原発の長期停止の影響を受けなかった。

石炭・石油・LNGの火力発電が中心だ。

自己資本比率は35.7%で、電力会社の中で屈指の高さ。

EPSは60円から150円の間を行ったり来たりしている。

成長性よりも安定性を評価した。

 

PERの高さは、2022年2月から化石燃料の値上がりを受けたからである。

燃料の値上げと電力料金の値上げには、タイムラグが発生してしまう。

今年度は化石燃料の値上がりと円安を反映した電気料金となっている。

 

化石燃料が値下がりすれば利益となる会社である。

値上がりが利益となるINPEXと両方持っていてることはバランスが取れていると思う。

 

 

【4452】花王

・予想PER     20.57倍

・予想PBR      2.50倍

・予想配当利回り  2.90%

 

石鹸、シャンプー、洗剤などのトイレタリー(日用品)最大手。

32期連続増配という日本の連続増配のキング。

2022年度も増配予定であることが公表されている。

 

その増配の実績でわかるように株主還元意識が非常に高い。

ただ、PER・PBRともに今まで紹介した企業とくらべても割高だ。

それは投資家の信頼の現れ。

むしろPER20倍台で変えるのは珍しいそうだ。

EPSは、2015年度から、200円~300円の間を行き来している。

自己資本比率が56.6%と高い。

ぜひともアメリカン・ステイツ・ウォーターのように67年連続増配を目指してほしい。

 

 

以上、10社が私が買った銘柄だ。

 

業種はバラバラ。

ディフェンシブな業種が6割と安定志向なポートフォリオである。

(ÑTT・JTアステラス製薬東京海上ホールディングス沖縄電力花王

 

手間暇かけて選定した愛着ある会社たちだ。

個別株への愛というのは、投資家にとってはタブーかもしれないが、ついつい抱いてしまう。

30年後も存続する企業たちであってほしい。