アラフォー事務リーマンの雑記

つらつらと思いついたことを書いていきます。

神田明神 平将門とラブライブ!の聖地

 

「そうだ、神田明神に行こう」

ふと思い立った。

 

秋葉原に買い物に行くので、足を伸ばして神田明神へ向かうことにした。

秋葉原お茶の水方面にある東京十社の一つだ。

 

そばの湯島聖堂ニコライ堂は見たことがあるが、神田明神まで行ったことはない。

いい機会だ。

 

 

秋葉原駅の電気街口

土曜日というのに人が少ないように感じる。

午前10時と時間が早いからか、コロナの影響がまだあるからか。

 

買い物をすませて、神田明神に向かう。

 

 

通り道に湯島聖堂

今回の目的ではないので割愛。

 

 

 

いよいよ境内が見えてきた。

 

神田明神の一番の最寄りは、お茶の水駅で徒歩5分。

私は秋葉原駅の電気街口より来た。

その場合は徒歩7分

 

 

 

隨神門

ここをくぐると境内。

1975年に建立された。

とても派手な門である。

 

 

 

境内に入る。

 

神田明神

正式名称は、神田神社

 

730年に出雲氏族が、今の東京・大手町付近に創建したのがはじまり。

江戸城の増築にともない場所が変わり、今の場所に来たのは1616年

 

御祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)。

別名、大国主命

因幡の白兎や国譲りで有名な出雲大社の御祭神だ。

出雲系氏族が建てたというからいかにも。

 

 

 

だいこく様尊像

高さ6.6m。大きい。

だいこく様こと大黒天は、神仏習合大己貴命と同一とされている。

 

 

茅の輪をくぐって、御神殿に向かう。

 

 

 

御神殿

1934年に建てられた。

当時としては珍しい鉄筋コンクリート造。

そのため、東京大空襲焼夷弾が落ちても耐え抜いた。

 

近寄ってみても鉄筋コンクリートとはまったく見えない。

木でできているように見える。

 

 

御神殿では、参拝者のため、ミストが出ている。

 

神様に日ごろの、感謝を込めて参拝する。

 

 

さて、先ほど、神田明神大己貴命を祀っているといった。

だが、それのみではない。

少彦名命平将門命があわせて祀られている。

 

かつて、飢饉がおきて、原因が平将門のたたりといわれた。

鎮めるために、1309年に平将門大己貴命と合わせて祀られるようになった。

 

明治維新後、明治天皇が参拝することになった。

その際、逆臣が祀られていては差しさわりがあるということで、摂社に移された。

その時に、将門と入れ替わるように、少彦名命が祀られた。

戦後になって、1984年にふたたび本殿に祀られるようになった。

 

私は平将門が好きだ。

日本史は、摂政・関白・将軍など名目は臣下だけど、事実上のトップがいるケースが多い。

 

今、大河ドラマが放映している北条氏などは、さらにすごい。

天皇の部下である将軍。

将軍の部下である執権。

その執権自身ではなく、執権を出した一族の長(得宗)が、日本で一番権力を持っている体制を作った。

 

そんな中、平将門は、朝廷に対し反乱を起こした。

正確にいえば、直接朝廷に弓をひいたわけでなく、今の関東地方を朝廷から切り離して、独立を宣言した。

 

将門は自身を「新皇」と名乗った。

名目と実質が違うことが当然となっている中で、自分が一番強くて偉いから、新皇という称号を作る。

非常にわかりやすい快男児である。

 

 

御神殿の参拝が終わったので、境内を散策する。

 

 

 

石獅子

強く水が落ちてくる。

近寄ると多少かかる。

見ているだけで涼しげ。

 

 

 

いい絵馬のデザインしてるじゃないかよ。

ライブライブ!だろ?

 

ラブライブ!」は、舞台となっている高校が、秋葉原・神田・神保町という3つの街のはざまにある設定。
メインキャラの一人が、神田明神で手伝いをしていて、神田明神も劇中にも登場する。

そのため、ファンの「聖地」となっている。

 

絵馬のデザインとしては、大己貴命が白兎を助けている様子が描かれているものもある。

 

 

 

神田明神文化交流館

境内にある4階建ての建物。

大きなホールがある。

一階ではお土産が買え、お茶も飲める。

地下一回はお手洗いとベンチがあり、休むのに丁度いい。

 

 

 

銭形平次の碑

銭形平次捕物控」の主人公・銭形平次は明神界隈を舞台に活躍していた。

 

 

 

出る時は裏参道を使った。

 

神田明神をじっくり見ることがだきた。

さて、せっかくここまで来たので、終わらない。

 

東京十社の一つである、日枝神社に向かう。

(続きます)