アラフォー事務リーマンの雑記

つらつらと思いついたことを書いていきます。

熊本城は実戦本位

私は城に行くのが好きである。
その中で良かった城は色々あるが、
特に良かった城として熊本城を挙げたい。

 

大きな石垣に取り囲まれて、本気で迷わせてやろうとする構造。
城域を歩いただけで、圧倒的な威圧感を受ける。
私も観光していて、迷子になった。

 

西南戦争での激戦場でもあった。
「実戦本位」
その四文字が自然と浮かんできた。

城は政庁であり、権威の象徴あり、
そして当然、軍事要塞である。

熊本城を訪れるとその軍事要塞としての面が前面に出て、
実戦を想定した作りに打ちひしがれる。

なお、城の象徴というべき天守閣は1960年に建てられた復元である。
現存天守が好きな私としては、そこは残念である。

しかし、宇土櫓という、江戸時代から残っている櫓がある。
それが非常に大きい。

その櫓は他の城の天守閣に全くひけを取らない。
日本の12の現存天守と比べても、
姫路城、松本城松江城に次ぐ、第4位の高さだそうである。
昔の建物が好きな人は、宇土櫓で十分すぎるほど楽しめるだろう。

2016年4月の熊本地震で被害を受けて、今も復旧工事中である。
2021年3月に天守閣の復旧工事は終わり、櫓も随時、復旧が行われるそうである。

要塞として訪れる人を威圧する雄大な熊本城に、
ぜひともまた行ってみたい。