アラフォー事務リーマンの雑記

つらつらと思いついたことを書いていきます。

投資・資産運用との距離感

 

 

アメリカ株が2021年末まで圧巻の高パフォーマンスを出していたこともあって、
少し前までは投資が大ブームであった。
様々な投資・お金の本がベストセラーになって、
投資関連のYouTubeの動画も伸びている。

ちなみに私は2015年から初めている。
当時はそれほど多くなかったインデックスファンド一本槍。
近ごろ、いちじるしく増えたプレイヤーに比べたら
なかなかのベテランではないかと思っている。

仕事や旅行、資格取得や趣味など、
忙しかったり、楽しい時はそれらに集中する。
しかし、特にそういったことがない時は、
投資・経済の本や動画を見たり、資産配分を考えたりしている。
それも一つの趣味であると考えるようになってきた。

投資をしてありがたいと思うのは、
仕事や趣味などに没頭している時である。

私はインデックスファンドを通して、
アップルやグーグル、トヨタサムスン、TSMCの株を間接的に持っている。
超一流の大学を出て、実務経験も豊富なCEOや
そのもとで選ばれた優秀な役員・従業員が、
私が遊んでいる間に、資産を増やすために
汗水を流していると思うと心躍るのである。
仕事で忙しい時は、私がこのように労働を通して
勤務先の株主価値を高めることに邁進しているように、
優秀な人たちが私の資産の拡大につくしているのかと考える。

はじめたばかりの頃とは投資スタンスも変わってきている。

具体的には次の2点
・リスク資産の割合
・株式インデックス以外への投資

上記が変わった。

生活防衛資金と日常キャッシュ以外は
次のような資産配分になっている。

先進国株式  :40.5%
新興国株式  :27  %
日本株式   :13.5%
米国高配当株 :3  %
金      :7  %
先進国リート :1  %
日本リート  :1  %
日本国債、預金:7  %

改めて見ると相当ゴチャゴチャしている。
1年前まではもっと少なくスッキリしていた。

高配当株や金、リートに手を出したためである。

退職時に、資産分散の一角として、
いきなり高配当株、金、リートを持とうとするのは危険ではないか。
分散の効果が本当にあるのか、どういった値動きをする傾向があるのか、
現役時から実体験として感じたほうが良いと考えたので、

少額を保有するようにした。

退職金を得て、それまで全くしなかった投資をいきなり初めて、
大損をしたという良く聞くエピソードを反面教師として、
投資したい資産には少額でも現役時から持っていようという考えである。

改めて見ると、
株・リート・金などの変動が激しいリスク資産に93%は
相当なリスクジャンキーとも思う。

2015年に投資を始めた当初は、
株式インデックス60%、無リスク資産40%の
保守的な配分だったが、それでもおっかなびっくりだった。

7年間の経験。
特にコロナショックで株が3割から4割下げても、
「仕事も住むところもあるし、いつかは回復するだろ」程度の気持ちで
まったく動じずにすんだことが、ここまでリスクを取ることができた要因であろう。

結果、半年で株価が回復して、
(これは異常な速さであり、当然と見なさないことは肝に銘じたい)
身銭を切ることと市場にとどまることの大事さ、
自分が暴落でどのくらい動揺するのを知ることができ、
とても貴重な機会であった。

50歳くらいまでは、上記の攻めた配分で過ごしたいと思っている。
吉と出るか凶と出るかはわかるのは15年後だろう。

ただ、アメリカ大統領やFRB議長、各社のCEOと従業員も、
利益を出し株価を上げることは自分のクビがかかった使命なので、
私の味方のようなものである。
(昨今はインフレ抑制とのバランスを強いられているが、
 利益・株価の増大は本質的に彼らの利益であろう)

私もそちらの英知に期待しつつ、
自分の労働で勤務先を通して、世界経済の拡大に資していきたい。