アラフォー事務リーマンの雑記

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1時間で入門!失敗しない仮想通貨投資の始め方: ド素人でも仮想通貨で資産形成するための入門書  書評

 

 

今日は、電子書籍「1時間で入門!失敗しない仮想通貨投資の始め方」をレビューしたい。

先日書いたが、私も仮想通貨デビューをした。
コインチェックで3万円ほどビットコインを購入した。

だが、世間で話題だから、とりあえず買ってみた程度である。
仮想通貨というものがどういうものかまったく理解していない。
私だけでなく、世間ではこういう人は結構多いのではないかと思っている。


名著「バビロン大富豪の教え」にも、「自分が理解していない商いに投資してしまう持ち主からは黄金は離れていくだろう」と書いてある。
まさしく金言である。


仮想通貨とは何なのか、理解するために本著を読んでみた。


著者は、はやたす氏。
現役のエンジニアで、企業のデータ分析に携わるフリーのデータサイエンティストだ。
Twitterやブログなどで、ITや仮想通貨について発信している。


本書は、テクノロジーがベースになっている仮想通貨の世界を、現役エンジニアの著者が分かりやすく解説している本だ。

仮想通貨と電子マネーの違いから始まる。
基礎中の基礎から丁寧に書かれている。

私は仮想通貨について、それまで断片的な知識しかなかった。
本著は、情報が整理されている。
価格の変動、管理者の不在など、SuicaやPayPayなどの電子マネーとどう違うかわかりやすく書かれている。
仮想通貨の基礎知識を身につけられた。


ビットコインについては、特に記載が多い。
半減期がある点、発行上限が少ない点、法定通貨化されている点などが書かれている。

それらのことはYouTubeなどで聞いたことはあった。
しかし、断片的にしか知らなかった。
あらためて体系的に整理して知ることができた。


ビットコイン以外の仮想通貨も紹介されている。
イーサ、テザー、ソル、リップルだ。
ここはビットコインほど細かく書かれてはいないが、それぞれの概略をつかめた。

この中で興味を持ったところがあれば、読者自身が調べるべきというスタンスなのだろう。

本書の記載でイーサとソルには興味を持ったので、今後調べていきたい。


取引所と販売所の違い、課税範囲など分からなかった基礎的なことを知った。
口座を開くならどこがいいかなど具体的なことも詳細に書いてある。


最後に仮想通貨の投資戦略をどうすればよいか書かれていた。
著者は、レバレッジなどをかけずに余剰資金で行うべきということを繰り返している。
そして、絶対に儲かるものなどはなく、徹底的に情報収集して自己責任で行うという述べている。
まったくその通りであり、肝に銘じておきたい。

 

また、本著は、2022年4月に出版されてる。
最近の事例も書かれていて、情報が新しいことも魅力の一つだ。

読むやすい文章で、内容もわかりやすい。
タイトルは「1時間で入門」とあるが、スラスラ読め、40分で読み終わった。

 

本書は、仮想通貨そのものの解説やビットコインの概要、具体的な始め方や投資スタンスなど幅広くカバーしている。

仮想通貨の入門として、非常に優れた本である。

仮想通貨を買いたいと思っている人や、すでに買った人、買うつもりは一切ないけど知識として興味がある人にもおすすめしたい。

 

本著から得られた知識をベースに、今後も勉強していきたい。
仮想通貨というものをどう捉えるべきか、ブロックチェーンはどうなっていくかを考えながら、どのくらい投資するかの結論を出していきたい。